少しずつ暖かくなってきて
各地で河津桜が満開になってます。
もう本当に春ですね。
春を迎えると梨畑も少しずつ慌ただしくなります。
そうなる前に先日植えた苗木や若木の株下に籾殻を撒きました。
株下に撒くことによって下草の抑制、乾燥対策などの効果を期待。
そして冬に積んでおいた落ち葉。
これから暖かくなってくると分解も進んでいくので
さらにその分解を促すために米糠を混ぜ込みました。
今年も良い堆肥になってくれることを願います。
長い間頑張ってくれたけど元気のなくなった老木や
近年の夏の酷暑に耐えれなくなった樹などを
伐採しました。
何十年と頑張っていた樹もあっという間に伐採終了。
お別れがあれば新たな出会いもあるもので
新たな苗木を植えていきます。
お客様から評判の良かった品種
生産者として育てやすい品種
などなどを選択して今年も新たな樹がやってきました。
これから何年もかけて美味しい梨を皆様にお届けできるまで
丁寧に手を掛けて育てていきたいと思います。
寒波の影響で寒さの続く日々でしたが
ここにきて日中は20℃近くまで気温が上がり
少し身体を動かすと汗ばむぐらいのぽかぽか陽気に。
ふきのとうがニョキっと顔を出して
梅の花も紅白に満開になってきました。
そんなこんなで昨年末から続いていた剪定作業が終了しました。
常に何かに追われている感覚からはひとまず解放されました。
ほっと一安心。
これからは「剪定があるから」という大義名分で避けていた作業を
少しずつこなしていかないとです。
物凄い風が吹き荒れました。
この時期特有の強烈な南風「春一番」
ではなく、冷たい北風。
外に出ると視野一面が砂埃で茶色くなっています。
周りの木々もぐらんぐらんに揺さぶられていつ倒れてもおかしくない状況。
そんな中でも「ちょっとでも剪定を進めたい…」という
この時期の梨農家の共通の思い。
穴という穴、肌が出ている部分すべてに砂がこびり付きながら
チョキチョキ剪定を進めました。
去年末から続けている剪定も残りあと2割弱ぐらい。
あともうちょっと頑張ります。
最強で最長の寒波が到来中。
日本海側は大雪で大変なことだと思います。
太平洋側の千葉県は雪は降っていませんがさすがに寒いです。
それでも立春を過ぎて確実に春は近づいています。
梨の蕾もじっと寒さに耐え暖かくなるの待っています。
梨だけでなく庭の梅の蕾も日に日に膨らんできています。
春が来るのをこうやってのんびり待つのが理想ですが…
冬の終わりがタイムリミットである剪定作業。
のんびりする暇もなくせっせと働きます。
千葉県佐倉市で60年続く梨園です。全国に採れたて新鮮な梨をお届けいたします。