「農作業」カテゴリーアーカイブ

日々の農作業を綴る日記です

垣根作業の始まり。

梨畑のネットも取り除かれ少しずつ落葉もしてきた梨畑。

これからは梨畑をぐるっと取り囲んでいる垣根の剪定作業に。

大風から畑を守ってくれて目隠しにもなる垣根です。

ただ、維持管理に時間と労力がかかるのがデメリットですね…。

表側と裏側とぐるっと一周丁寧にやると1ヵ月弱掛かっちゃいます。

でも、奇麗になると外からの見栄えがよくなるので達成感はありますよね。

それに見栄えが良いとなんとなく美味しい梨も出来そうな雰囲気を醸し出せそうですしね。

長年愛用していたヘッジトリマーが残念ながら再起不能になってしまったので

今年から新たな相棒を出迎えて頑張っていきたいと思います。

作業中にひょろっと顔を出されると結構ビックリするものです。


やるのみです。

梨畑全体を覆って梨の実を天災や鳥獣、虫などから守ってきてくれた網。

シーズンが終了したので畳んでいきます。

5月頃の展開作業、10月終わり頃の片付け作業。

年2回の高所&力作業。

憂鬱な作業。

やらなければならないのでやるのみです。

網についた小さなごみや埃、苔などが顔中に降り注ぎ

ロープを引っ張る手のひらはヒリヒリして

網を集める腕と不安定な足場を耐える下半身はプルプルに。

なかなか身体に応える作業です。

やらなければならないのでやるのみです。

網がなくなった梨畑から上を見上げると

空が高く感じます。


頼もしい⁉スタッフ達。

草刈りがひと段落ついたのでハンマーモアの刃の交換を。

作業後は新たに当園の機械整備室長に就任した彼女のチェックを。

トラクターの洗車もしました。

もちろん洗車後のチェックも欠かさず行います。

運搬作業をしている最中でも管理責任者の指導の下、常にチェックは欠かしません。

先日作った落花生のぼっちの監視は臨時従業員の彼に任せています。

頼もしいスタッフ達ですが戦力になっているかは分かりません。

そんな中、私は作業中にムカデによる攻撃を喰らい急遽病院へ。

これからは頼もしいスタッフ達に仕事を任せて私は養生します。


翌日から山積み。

直売所が終了して1週間以上が経ちました。

シーズン中の忙しさの余韻を感じながらコーヒー片手にのんびりと…

なんてことはなく翌日から色々な仕事が山積。

まずはシーズン中、なかなか手が回らなかった田畑の草刈りを。

そして日干しをしていた落花生を山積みにして「ぼっち」作りを。

10月に入り雨や曇りの日が続きなかなかやれる日がなかったのですが

合間をみて作業開始。

落花生の実を内側に向けて山積みにしていくことでゆっくりと時間を掛けて乾燥させていきます。

ゆっくり乾燥させていくことで甘みがぐっと増すとのこと。

通常の暦通りの気候だと10月頃から秋晴れが続き乾燥したカラっとした日が続くのですが近年はまだまだ温度が高く湿度も高い日が続きます。

そうすると落花生の乾燥もなかなか上手くいかずカビが生えてしまうことも…。

農業をやっていく以上、一年中天候との戦いですね…。


終盤戦は続々と。

昨日は落花生「Qなっつ」の収穫のため直売所はお休みをいただきました。

酷暑と無雨の中でどんなものかと心配していましたがそれなりに実がついていてくれてホッとしています。

これから1週間ちょい天日干しをしてその後ぼっちを作って12月頃までゆっくりと乾燥させていきます。

去年は10~11月に雨や湿気が多くうまく乾燥がいかずに失敗してしまいました。

今年はちゃんと出来るように願うのみ。

梨園では「あきづき」は終了。

「新高」もほぼ終了。

現在は「新興」「甘太」を不定期に収穫しています。

また、当園最後の品種「愛宕」も赤くなってしまったものだけを少しずつ収穫し始めました。

10月中後半の梨が9月に採れるとは…。

そして昨年からちょっとだけ収穫できるようになった「秋満月」

千葉県で開発されたオリジナル新品種。

昨年お渡しすることが出来たお客様からも非常に好評だった梨です。

今年もそこまで多くありませんがちょっとだけ収穫出来そうです。

甘太同様「あればラッキー」的な感じでお楽しみいただければと思います。

とはいえいよいよ当園の梨シーズンも残りわずかとなりました。

どの品種もそこまで収量が多いわけではないので完売次第終了となります。

気づいたら終わってしまう梨のシーズン。

食べ納めを忘れずに。