梨畑全体を覆って梨の実を天災や鳥獣、虫などから守ってきてくれた網。
シーズンが終了したので畳んでいきます。
5月頃の展開作業、10月終わり頃の片付け作業。
年2回の高所&力作業。
憂鬱な作業。
やらなければならないのでやるのみです。
網についた小さなごみや埃、苔などが顔中に降り注ぎ
ロープを引っ張る手のひらはヒリヒリして
網を集める腕と不安定な足場を耐える下半身はプルプルに。
なかなか身体に応える作業です。
やらなければならないのでやるのみです。
網がなくなった梨畑から上を見上げると
空が高く感じます。
草刈りがひと段落ついたのでハンマーモアの刃の交換を。
作業後は新たに当園の機械整備室長に就任した彼女のチェックを。
トラクターの洗車もしました。
もちろん洗車後のチェックも欠かさず行います。
運搬作業をしている最中でも管理責任者の指導の下、常にチェックは欠かしません。
先日作った落花生のぼっちの監視は臨時従業員の彼に任せています。
頼もしいスタッフ達ですが戦力になっているかは分かりません。
そんな中、私は作業中にムカデによる攻撃を喰らい急遽病院へ。
これからは頼もしいスタッフ達に仕事を任せて私は養生します。
直売所が終了して1週間以上が経ちました。
シーズン中の忙しさの余韻を感じながらコーヒー片手にのんびりと…
なんてことはなく翌日から色々な仕事が山積。
まずはシーズン中、なかなか手が回らなかった田畑の草刈りを。
そして日干しをしていた落花生を山積みにして「ぼっち」作りを。
10月に入り雨や曇りの日が続きなかなかやれる日がなかったのですが
合間をみて作業開始。
落花生の実を内側に向けて山積みにしていくことでゆっくりと時間を掛けて乾燥させていきます。
ゆっくり乾燥させていくことで甘みがぐっと増すとのこと。
通常の暦通りの気候だと10月頃から秋晴れが続き乾燥したカラっとした日が続くのですが近年はまだまだ温度が高く湿度も高い日が続きます。
そうすると落花生の乾燥もなかなか上手くいかずカビが生えてしまうことも…。
農業をやっていく以上、一年中天候との戦いですね…。
昨日は落花生「Qなっつ」の収穫のため直売所はお休みをいただきました。
酷暑と無雨の中でどんなものかと心配していましたがそれなりに実がついていてくれてホッとしています。
これから1週間ちょい天日干しをしてその後ぼっちを作って12月頃までゆっくりと乾燥させていきます。
去年は10~11月に雨や湿気が多くうまく乾燥がいかずに失敗してしまいました。
今年はちゃんと出来るように願うのみ。
梨園では「あきづき」は終了。
「新高」もほぼ終了。
現在は「新興」「甘太」を不定期に収穫しています。
また、当園最後の品種「愛宕」も赤くなってしまったものだけを少しずつ収穫し始めました。
10月中後半の梨が9月に採れるとは…。
そして昨年からちょっとだけ収穫できるようになった「秋満月」
千葉県で開発されたオリジナル新品種。
昨年お渡しすることが出来たお客様からも非常に好評だった梨です。
今年もそこまで多くありませんがちょっとだけ収穫出来そうです。
甘太同様「あればラッキー」的な感じでお楽しみいただければと思います。
とはいえいよいよ当園の梨シーズンも残りわずかとなりました。
どの品種もそこまで収量が多いわけではないので完売次第終了となります。
気づいたら終わってしまう梨のシーズン。
食べ納めを忘れずに。
昨日は臨時休業をいただき落花生「おおまさり」の収穫を行いました。
今シーズン初収穫ということもあり色々と試し掘り。
6~8月中の酷暑と無雨がどの程度影響しているのか心配でしたが
ある程度は実ってくれています。
ただ、やはり影響がないことはなく例年より収量が少ない感じはします。
天候や環境の影響をもろに受ける農作物ですから致し方なしですが…
ちょっと悔しくも悲しくもありますよね。
しっかり実ってくれた「おおまさり」はいつもと変わらず秋の味覚を届けてくれます。
普通の落花生より大粒で「茹で落花生専用」の品種です。
殻のまま塩茹でで30分前後。
少し冷ましたらホクホクでコリコリな何とも言えない食感と甘さが口いっぱいに広がります。
一つ食べ始めたら恐らく手を止めるとことは不可避。
お酒のおつまみにもピッタリです。
本日より直売所にて販売していますので梨を購入するついでに一袋いかがでしょうか。
管理責任者が厳しく目を光らしてチェックしている中での脱莢・選別作業は気の抜けない緊張感のある時間でした。
千葉県佐倉市で60年続く梨園です。全国に採れたて新鮮な梨をお届けいたします。