梨畑での仕事と並行して少しずつ準備を進めている落花生栽培。
去年収穫したQなっつの殻を割って種を採取。

いよいよ種蒔きの日も近づいてきました。
天候と日にちを見て進めていきたいと思います。
そんな中、梨畑には小さなお客様がご来園。
音もなくニョロニョロと訪れるヤマカガシ。

そして箱罠に引っかかったのはイタチ。

チョロチョロしているところはよく目にするのですが
ここまで至近距離でじっくり見たのは初めてです。
いろんな生き物が活発に動き始めてきてます。
梨の実は側枝と呼ばれる樹の幹から出てる枝に成らせます。
幹から等間隔で側枝が出ていると奇麗に成形された木になりますし
良い実が効率よく出来ます。
でも、木も生き物ですからそんな農業者にとって都合良くはなかなかなりません。
「枝が欲しい…ここに枝が欲しい…‼」
ひたすら神に祈ってもなかなか出てくることはありません。
そんな時に先人たちが生み出した技術が「接ぎ木」
芽を幹に埋め込み植物の活着する力を利用して枝を出すというなんともミラクルな技。
植物の力も先人たちの技術も本当に頭が下がる思いです。
毎年、諸先輩方と共に復習をして自園にて実践。
3月頃にコツコツと至る所に接ぎ木。
成功したか失敗したかが分かるのがちょうど今頃。
成功した場所はぐんぐんと新梢が育っています。
素晴らしいです。
もちろん失敗した場所もありますが…。
果樹栽培ならではの技術と植物の力を感じる瞬間です。
ここ最近はなんだか天候が安定しません。
強烈な陽射しがあると思ったら
大雨になったり
強風が一晩中吹きやまなかったり…。
不安定な春といった感じでしょうか。
5月になると暑い日が続いたりするのでしょうか。
そうなると外作業では今年も空調服の出番でしょうか。
そんな空調服を展開している「ワークマンのカタログ」に
ちらっとこっそりと見覚えのある男が…。
うふふ…。
梨畑には梨の赤ちゃんが続々と誕生しています。