只今、どこの梨園も剪定作業真っ只中。
といった感じだと思います。
例外なく私達の畑でも剪定作業真っ只中。
ですが今年、私は剪定ではなく「粗皮削り」という作業を大々的に行っています。

読んで字の如く 樹の皮を削っているのです。
表面の粗皮と呼ばれる皮や苔などと樹の間には越冬しようと企んでいる虫や虫の卵、カビなどがいます。

これらを白昼のもとに晒し寒い冬の風に当て 越冬などさせませんよ!
削る前と

削った後

ただ、この作業、樹の粉が目や口、髪の毛、服の間から身体中に入ってきます。

完全防御で挑んでも 必ずどこからか入り込んできます。
ストレスが溜まります。
どんなに畑で叩いても 必ず部屋にまで入り込んできます。
ストレスが溜まります。
そんなストレスをほんの少しだけ ほんのほんの少しだけ癒してくれる夕日。

明日からまた頑張ります。
先週、畑に堆肥を撒いてきました。


夏から秋にかけてたくさんの実をつけてくれた樹に感謝の気持ちを込めて
そして来年もよろしくお願いいたしますという激励の気持ちを込めて
一本一本丁寧に


撒き終わったあとは耕運機にて畑を耕します。

手押しの耕運機でなかなかの重労働ですが
一押し一押しに気持ちを込めて


気持ちを込める
大事なことです。
堆肥も耕しも大事ですけど
気持ちも大事なはず… です…。
シーズンが終わりこの時期になると研修や勉強会が多く開催されます。
農家をやっていると 自分の畑での作業に追われ 外との交流が少なくなり 他の方の技術やノウハウ、情報が入りにくくなり こういった場が非常に大切な機会になります。

一つの事柄について先輩方が各々のノウハウを出し合い 技術を教え合う。


一挙手一投足すべてが勉強になります。

各メーカーさんが最新の農機具の紹介やメンテナンス方法を教えていただく機会も。



実際に触って 使って 聞いて
何度も言っていますが
本当に 日々勉強です。
畑周りも

家周りも

秋の雰囲気を感じさせてくれます。
垣根屋さん作業はまだまだ続きます。


この時期は暖かくて 外作業が気持ちいいですね。
鳥の巣も発見!

落ち葉集めもまだまだ続きます。
集める前

と
集めた後

綺麗になって気持ちいいです!
落ち葉も一箇所に集約すると 結構な量です…。

まだまだ続く2つの作業。
夕方になると畑から綺麗な夕日と満月が。

垣根の管理はまだまだ続いています。
その作業と並行して行っているのが
「落ち葉集め」

…焚き火がしたいわけじゃないんです。
葉っぱには病気の菌が潜伏している恐れがあるため なるべく園の外へ

これが毎回、地味ぃに 重労働でして…。
ひらひらの葉っぱも集まるとなかなかの重さです。

今年は柿が当たり年みたいで。
たくさんなった柿を 竹の棒を加工したもので収穫。



この柿の皮をむいて 軒先に吊るし 干し柿作りへ。

この時期の風物詩ですね。
梨畑もシーズン中とは様変わりしています

千葉県佐倉市で60年続く梨園です。全国に採れたて新鮮な梨をお届けいたします。