ミツバチ君達は仕事を終えて畑から去っていきました。
枝だけが張り巡らされた冬の畑
白い花で覆いつくされた春
そして若葉が生い茂る現在
ここからは日に日に畑の表情が変わっていく季節です。
花弁が落ちた跡には小さな梨の実が
これからはこの中から1つに絞る「摘果」という作業に入ります。
そういえば春先からぴょこぴょこと顔を出していたタケノコ。
グン!
グン!
グン!
といつの間にかこんな感じに
植物の成長速度に驚かされます。
日々の農作業を綴る日記です
いよいよ幸水も満開になりました。
これですべての花が満開に。
幸水の咲が少し遅かったのが気がかりですが…。
満開の梨の花を観に皆さんが農園に訪れてくださいました。
桜とは違った白い綺麗な花見もいいものですよ。
僕達もちょこっとお花見を
そして、すべてが開花したらこの方たちの出番です。
そう、ミツバチ。
元気に園内を駆け巡ってくれています。
彼らが園内を所狭しと蜜を集めに飛び回る。
そうすると身体についた花粉が他の品種にペタペタと。
梨の花は自分の花粉では受粉できない「自家不和合性」といわれる性質を持っています。
ですので他の品種の花粉を付けることで実になります。
ちなみに梨の実は この花の下にある小さなポコっとしたまぁるいやつです。
このポコっとした小さな丸が あと数か月後に大きな梨の実になります。
ここからは収穫まで、病気や害虫などに細心の注意を払っていきます。
片時も気を緩めないですね。
先日の雨でタケノコがぐんぐん大きくぽこぽこと
まさに「雨後の筍」
ジャガイモの芽もぴょこっと出てきました‼
先日は4月間近だというのに まさかの朝から雪が…
急な寒さがやってきたと思えば
昨日今日は春の穏やかな暖かさが。
そんな暖かさにつられて、一番早くに咲く「愛宕」は開花まで秒読み段階に。
「幸水」の開花はもうちょっと時間がかかるかも。
今週は「花芽整理」という作業を行っています。
読んで字のままですが 花芽の整理を行います。
畑の中にある養分は限られています。
その限られた養分で効率よく美味しい梨を実らせるには樹に余計なエネルギーを使わせないことが大事。
「花を咲かせる」ためにはエネルギーをたくさん使います。
その為、実を成らせないところは花が咲く前に芽を掻いてしまいます。
細かい作業ですが、樹に余計な負担をかけないことは美味しい梨を作る大切な作業。
ウグイスのBGMを聞きながら続けていきます。
ちなみに花芽の中には約8個ぐらいの蕾が入っています。