この時の愛情がこれからの頑張りに

うちの梨園では

幸水・豊水・新高・愛宕の四種類を栽培しています。

今年、初めて「秋月」を定植しました。

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新たな品種が仲間入り。

梨園にてしっかり実を成らせて収穫するためには

1年目、2年目、3年目・・・

その時に適切な手入れをしないと

長く活躍する樹にはならないのです。

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小さい時にしっかり愛情を注いであげることが

良い樹に 良い実に なる秘訣なんです。

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作業を横目で眺めるやつ

余分な枝の成長ではなく

実の成長にしっかりと栄養が行くようにするため

「摘心」という作業を行っています

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でも、栄養は葉っぱから獲得するので やみくもに切ってもダメなんです

どの枝を切って その枝を残すのか

そんなことを考えながら チョキチョキしている日々です。

そんなことを考えて 作業をしていると

端っこでカサカサと 耳の長い生き物が・・・。

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3月頃はあまり姿を見せなかったのですが

最近は暖かいのか 頻繁に顔を出してきます。


畑を覆うネット。

摘果も終わり実も少しずつ着実に大きくなってきています。

実が大きくなると 病気・害虫 の他に 梨を狙ってくる「害獣」が現れます。

空からと地上からと両方からの攻撃を防ぐために

ネットを張り畑を覆います

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ただ、ネットを張るだけなのですが 畑全体を覆うとなると一日掛かり

業者の方にお願いします。

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朝から始まり 終わったのは夕方。

張り終えた畑を見ると

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いよいよ夏に向けての準備が始まったなぁ~ と思いますね。


あの天敵の痕跡が・・・

4月後半から始めた摘果作業も無事全て終えることができました。

これからは やり残しがないかの最終確認と

摘心(てきしん)と呼ばれる作業を行います。

養分が枝に取られずしっかりと実に行くようにする作業です。

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摘花 摘果 摘心 と 一つの実を大きく甘くするには 手間をかけて かけて かけて 成るものなんですね。

そんな、選ばれしものを台無しにする 梨園最大の敵。

それは カメムシ。

実をこんな風にしてしまうのです。

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放っておくと梨園全滅 なんてことも ありますからね。

葉の裏には なんとも 謎の卵が…

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これは悪さをするのか…


早期発見・早期対策

幸水・豊水 の摘果作業を終え 今日から新高梨の摘果を始めました。

梨の品種によって 同じ作業でも 注意するところが変わってきます。

摘果をしていると こんな実が出てきます。

これは梨の病気。

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このまま放っておくとそのうち樹全体に そして次から次へと感染していき

園全体が全滅 なんてことも・・・・。

この時期に発見し 早期対策をすることで被害は最小限に食い止められます。

人と同じく 早期発見・早期治療 が大事なんです。

G.W.が終わり日中の気温がどんどん上がってきました。

カエルも畑の日差しが強いのか日陰でのんびりと過ごしています。

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千葉県佐倉市で60年続く梨園です。全国に採れたて新鮮な梨をお届けいたします。