今までの春の暖かさが急に一変。
冬の寒さが再び……..。
作業着も冬仕様に
剪定作業をしている手の指がかじかんできます。
でも、本当に辛いのは足の指。
靴下を重ね履きしていても長靴ごしに地面の冷たさが伝わり感覚が麻痺してきます。
それでも今月中に剪定を終わらせるためには頑張れねば。
畑の中には若い木も頑張っています。
実は この若い時こそが大事。
この時に この木が将来的にどういう風に枝を伸ばしどのような形にするのかをしっかり決めてあげないと 四方八方に枝を張り巡らし手入れの効率が悪くなってしまいます。
before
after
自然のものに人の意図を持たせるのが農業なんだなぁと
寒くなっても野うさぎは頑張って畑の中を駆け巡っているみたいですね。
暖かさが続いて もうこの暖かさが日常になっていますね。
まさに「春」です。
庭先の梅も花をつけてます。
剪定作業は3月いっぱいに終わらせるためにペースをあげて頑張っています。
うちの梨園は私よりも大先輩の樹が多く頑張っているのですが
中には新人の若い樹も頑張っています。
この樹は今年で4年目。
今年は実をつけてくれるはず。
少しずつ世代交代をして 永続していける梨園を作っていかないとですね。
先週よりもウグイスは綺麗に鳴けるようになっていました。
気候の変化が激しいですね。
畑にも雪が降って少しだけ積もったり 次の日はポカポカ陽気だったり
身体も体調を崩さないように しっかり管理しないとです。
少しずつ春の足音が聞こえてきた ことは前回の投稿にて紹介しました。
その足音の一つ
今週に入り 畑にウグイスの鳴き声が聞こえてきました。
ホーホケキョ
他の鳥の鳴き声とは一線を画す ホーホケキョ
どんな音楽よりも春を感じるBGMですね。
剪定後の木の影。
なんだか芸術性を感じるのは私だけでしょうか
今日は暖かいポカポカ陽気。
春っぽい空気に包まれました。
こういう時は仕事もはかどるというもの
休憩ものんびり雰囲気で過ごせます。
夕日が沈む梨畑も 少し風情があって良いですね。
そういえば
剪定した枝を根元にまとめて置いておくのですが
よく見ると
⁉︎
無数の歯型が‼︎
これは……..
耳の長いあの小動物の仕業だな!!
冬眠から目が覚めて お腹が空いているのかな。
春の足音が聞こえてきましたね〜
ようやく半分ぐらいの剪定作業が終わりました。
ここからは春との勝負!!
開花=リミットです。
少しずつ焦りながら やっていきます・・・。
前にもちょこっとお話しましたが剪定をしながら枝の方向を人為的に変える「誘引」という作業を行います。
枝に少し切れ目を入れ曲げたい方向に捻じりながら持っていく。
力の入れ方や方向を間違えると「ポキッ」っとせっかくたくさん花芽を持った枝が折れてしまいます。
慎重に行わないとですね。
切れ目を入れて傷が付いた枝。
包帯のようにビニールテープでぐるぐる巻く。
しばらくしてから外してみると
しっかり元通り。
生きているんですね ちゃんと。
自然治癒力
とはまさにこのこと。
植物の生きる力というものを実感させられます。
千葉県佐倉市で60年続く梨園です。全国に採れたて新鮮な梨をお届けいたします。