暖冬の今年は冬なのにぽかぽか暖かい日が続いています。
畑の下草も今年は青々としている感じ。
いつもはガチガチに凍ってしまう場所も
今年は霜柱止まりです。
そんな暖冬の日々ですが
時々、北風が強く吹き気温が上がらない日もあります。
暖かい日に慣れてしまっているので本当に身体の芯から冷えてきます。
そんな時は完全防備。
何枚も重ね着して着ぶくれした男がせっせと枝を切っている。
梨園の冬の風物詩です。
1月14日の小正月。
青菅地区では伝統行事の「どんどれ」が行われます。
江戸時代から続く佐倉市の無形文化財。
無病息災、五穀豊穣、火除け。
それぞれの思いを乗せて燃えていく櫓(やぐら)を眺めます。
中に仕込んだ竹筒が破裂する音は大迫力。
お餅を焼いたり、松の葉を燃やしたり。
今年も一年無事に過ごせるように
しっかり願っておきました。
毎年、小正月(1/14)はどんどれ焼き。
江戸時代から青菅地区に伝わる行事です。
先日はその準備でした。
朝早くからみんなで手分けをして作業開始。
まだまだ分からないことだらけですので
諸先輩方に段取りとやり方を教わりながらお手伝い。
今年も無事、櫓(やぐら)が完成しました。
あとは14日の本番を待つのみです。
2024年が始まりました。
昨年同様、今年も当農園をよろしくお願いいたします。
2024年も農園での活動、作業などを皆様にお伝えしていきますので
楽しんでいただけたら嬉しい限りです。
皆様と直接お会いできるのはシーズン中の直売所のみ。
それ以外の梨畑の様子や梨が育っていく過程などを
一緒に楽しんでいただければと思います。
果樹栽培は基本的に1年に1回だけの作業の積み重ね。
10年やっても10回、20年やっても20回。
自然環境も毎年千差万別。
どんな仕事も同じ環境で何千何万回と繰り返すことで身体に染みつくものですが
果樹栽培は毎年一年生。
今年も一年生の梨栽培が始まります。
本年も当農園をご愛顧いただきありがとうございました。
2023年も色々ありましたが無事終わりを迎えることが出来ました。
今年は何と言っても「酷暑」
温暖化と言われていますがここまで直接的にまた壊滅的なダメージを負ったのは初めてのことです。
「酷暑」は地震や台風のような一過性の天災ではなく
おそらく今後ずっと付き合っていくものだと思います。
夏秋だけでなく冬も寒くなりません。
梨作りに関しても今までの技術、常識、知識、経験などの大転換を求められているのかもしれません。
ただ嘆いているだけでは何も解決しませんので
どんな環境でも毎年楽しみにしていただいている皆様の下に
満足いただける梨をお届け出来るように
2024年も日々精進して参ります。
千葉県佐倉市で60年続く梨園です。全国に採れたて新鮮な梨をお届けいたします。