ふかふか。

落ち葉処理が終わった畑に堆肥と肥料を撒きます。

今年の酷暑を耐え抜いてくれた樹々に感謝を込めて

来年もよろしくお願いしますという期待も込めて

すべてを撒き終えたらこいつの出番。

真っ赤なポルシェ…ではないですが真っ赤なトラクター。

一年間、機械や人が踏み続けた地面はカチコチになっているので

表面を耕してあげます。

この時期だけのふかふかになった畑。

足跡を付けるのがもったいない気持ちになります。

さぁいよいよ長い長い冬の剪定作業の始まりです!


予習・復習・再学習

冬作業が始まる前のタイミングで毎年行われる講習会

果樹栽培はどの作業をやるにしても毎回1年ぶり。

忘れてしまったこと、確認したいこと、新しいこと。

色々と頭に詰め込んでいきます。

先輩方とあぁだこぉだと意見交換やら世間話をするだけでも

良い勉強になります。

この時期の講習会では農機具メーカーさんがやってきて

様々な機械に触れて説明をしてくれます。

毎年進化していくのは人だけではなく機械もです。

手に入れた情報をしっかり今後の梨栽培に活かしていきたいと思います。


今年最後の渋柿

一番遅くに色づく木の渋柿収穫をしました。

恐らくこれが今年最後の渋柿の収穫になります。

「干し柿が美味しく出来たから追加でもうちょっと作りたいな」

「まだ今年は作ってないや」

「最初のは失敗しちゃった…」

などありましたらいよいよラストチャンス。

そこまで多くはありませんが今年最後の渋柿を販売いたします。

ご入用の方は当園直売所にお越しください。

梨園ではようやく落ち切ってくれた葉っぱを集めて処理作業を。

堆肥にする分と焼却処分するもの以外は機械で細かく粉砕。

集めた落ち葉の上を何度も何度も往復して粉砕。

細かくして土に漉き込むことでしっかり分解されます。

病気を来春に持ち越さないための地味だけど大事な作業です。

農業は地味だけど大切な作業の積み重ねですね。


落花生の出荷

ぼっち(野積み)を作って40~50日経過。

積まれたぼっちの中でゆっくりゆっくり乾燥されて

豆が美味しくなっていくとか。

出荷に向けてやらなければならない最後にて最大の仕事

「脱莢」「選別」

大きな専用機械があれば効率よく一気に出来るのですが

我が家にあるのは手動の脱莢機と手作業による選別。

気の遠くなる作業です…疲れます…時間かかります…。

農業って育てるよりも収穫よりも

出荷に向けた調整作業が一番大変ですよね…。

気合と根性でただただ動き続けるのみ。

無心を貫き無我の境地に達するのみ。

今年はまだまだお試し期間。

一連の作業を行い来年以降の本格栽培に向けて色々と課題も出てきました。

しっかり改善して来年以降の落花生栽培に活かしていこうと思います。

何にせよ今年もしっかり美味しそうなQなっつが出来たので安堵です。


落ち葉集め。

梨は落葉樹。

黄色く色づいて寒さとともに葉が落ちていきます。

葉っぱが全部落ちることで次の作業に移行できるのですが…

これも温暖化のせいなのか

なかなか葉っぱが落ちてくれません。

ここ7~8年の経過を見ても年々落葉が遅くなっている感じがします。

真夏の異常な暑さも深刻ですが寒くならない秋冬の方も同じくらい深刻な問題です。

落ちた葉っぱは集めて園外に。

今年も落ち葉堆肥を作りますよ。

僕の一番嫌いな重労働なのですが今年もちゃんと作りますよ。

米糠をしっかり混ぜてとりあえずしっかり寝かします。

まだまだ葉っぱは完全に落ち切っていないので

落ちたら集めて落ちたら集めてを

繰り返していきます。

それにしても、寒くならないですね…。


千葉県佐倉市で60年続く梨園です。全国に採れたて新鮮な梨をお届けいたします。