急激に暖かくなって最早春を通り越して夏になったのではないかという暑さ。
今年も極端な天候が続いていますね。
この暑さで当園でいちばん最初に咲く品種「愛宕」の花が開花してきました。
いよいよここから待ったなしの開花ラッシュに…なる…はず。
園内では冬の間に取っておいた枝を使って「接ぎ木」を行っています。
接ぎ木とは他の樹から取った枝と芽を枝を樹に埋め込むことによって新たに枝を出すことが出来る「移植」みたいなもの
一つの樹から色んな品種の枝を出すことも可能ないわば「必殺技」なのです。
ちょっと技術が必要ですがひたすら数をこなして成功率を上げていくのみ。
しっかり活着してくれていれば来年には良い枝になってくれているはずです。
剪定時に切ったところから新たな芽が芽吹いてくれています。
冬眠から覚めてどんどん動きが活発になってます。
花が咲く前にやっておいてしまいたい作業のひとつ
『蔵の屋根補修』
前々から「いつかやらなくては…」という気持ちでいましたが
「まぁそのうち」ということで後回しにしていた作業です。
蔵の中には農作業に必要なものや出荷に必要なものが入っています。
老朽化で雨漏りや腐敗などしてしまったら大変ですのでメンテナンスを。
危険を伴う高所作業、なんだかんだ時間のかかる重労働。
天候と事前準備と気合と勢いがしっかり揃って
モチベーションが下がらないうちにやってしまいます。
終わった後の達成感はそれなりにあります。
これでまたしばらく大丈夫でしょう。
少しずつ暖かくなってきて
各地で河津桜が満開になってます。
もう本当に春ですね。
春を迎えると梨畑も少しずつ慌ただしくなります。
そうなる前に先日植えた苗木や若木の株下に籾殻を撒きました。
株下に撒くことによって下草の抑制、乾燥対策などの効果を期待。
そして冬に積んでおいた落ち葉。
これから暖かくなってくると分解も進んでいくので
さらにその分解を促すために米糠を混ぜ込みました。
今年も良い堆肥になってくれることを願います。
長い間頑張ってくれたけど元気のなくなった老木や
近年の夏の酷暑に耐えれなくなった樹などを
伐採しました。
何十年と頑張っていた樹もあっという間に伐採終了。
お別れがあれば新たな出会いもあるもので
新たな苗木を植えていきます。
お客様から評判の良かった品種
生産者として育てやすい品種
などなどを選択して今年も新たな樹がやってきました。
これから何年もかけて美味しい梨を皆様にお届けできるまで
丁寧に手を掛けて育てていきたいと思います。
寒波の影響で寒さの続く日々でしたが
ここにきて日中は20℃近くまで気温が上がり
少し身体を動かすと汗ばむぐらいのぽかぽか陽気に。
ふきのとうがニョキっと顔を出して
梅の花も紅白に満開になってきました。
そんなこんなで昨年末から続いていた剪定作業が終了しました。
常に何かに追われている感覚からはひとまず解放されました。
ほっと一安心。
これからは「剪定があるから」という大義名分で避けていた作業を
少しずつこなしていかないとです。
千葉県佐倉市で60年続く梨園です。全国に採れたて新鮮な梨をお届けいたします。