今の時期は新たな枝「新梢」がぐんぐん伸び出し、葉っぱも広がり、実も大きくなる時期。
樹が活発に動き出している時です。
それは苗木も一緒のこと。
ぐんぐん伸びた枝が風などでポキっと折れてしまわないように
もっともっとぐんぐん伸びてもらうように
竹で支えてあげます。
樹形をしっかり作りどんどん成長してもらうために
苗木には手間を惜しみません。
これから10年、20年、30年とずっと頑張ってもらうためには
最初の5年が大事。たぶん…。
頑張って大きくなってくださいね。
畑では実の選抜「摘果」が続いています。
皆さんのもとに美味しい梨をお届けできるよう今からしっかり準備していますよ。
3月に接木した場所から続々と枝が伸びてきました。
全部成功!!!
とは言いませんが今年もなかなかの成功率で一安心です。
当園は畑に水を引いているわけではないので
管理作業に必要な水を確保するために貯水槽が設置しています。
これから何かと水が必要になってきます。
ですので年に一度の貯水槽掃除。
藻や泥、葉っぱなどで汚れでしまうのでゴシゴシとブラシで擦ります。
五月晴れが気持ちいい梨畑です。
花が散り梨の赤ちゃんが出来てきたので元気に育つように栄養補給を
梨は一つの蕾から8個ぐらいの花が咲きます。
ですのでうまく受粉すれば実も8個生まれるわけです。
ただ、8個全部そのまま大きくしてしまうと
栄養分をみんなで分け合ってしまうので1個1個が小さく、甘さも中途半端に。
そうならないためにこの中から厳選した一つの実に絞ります。
「摘果」という作業。
最後まで残り皆様の手元に届くまでに畑全体の約7~8割は落とされてしまいます。
これから梨畑では1~2ヶ月かけてのオーディションが繰り広げられていきます。
そして4月頭から始まったたけのこの販売は明日がいよいよ最後日。
朝採れの掘れたてのたけのこをご用意してお待ちしています。
お家時間にたけのこ料理でもいかがでしょうか。
働き者のミツバチも役目を終えて農園を去り
満開だった花も散り始め
梨の赤ちゃんが徐々に誕生しています。
ここ最近は週末になると春の嵐が…。
まるで台風のような雨風…。
コロナ騒動で世界が混乱していますがこの異常気象もなかなかの問題です。
コロナ騒動と異常気象
今シーズンの梨の時期には一体どうなっているのか…。
不安が募るばかりです。
それでも自然界は淡々と進んでいきます。
カエルが目を覚ましたり、野うさぎの子供たちが動き回ったり
不安は持ちながらもやるべきことはしっかりとやっていきます。
先月末から当農園には働き者の従業員が入ってきています。
彼らの働きのお陰で美味しい梨が出来るのです。
梨は「自家不合和性」といい自分の花粉で自分自身が実を成らせることが出来ません。
ですので他品種の花粉が不可欠。
そんな中、彼らが一生懸命園内を飛び回り色々なところに花粉をつけてくれることが大事なのです。
当農園は自然の風と虫、そしてミツバチで自然交配のみで今までやって来ました。
ただ、近年の異常気象や自然交配のデメリットなどを加味し今年から実験的に一部を人工交配してみました。
梵天で成らせたいところに一つ一つポンポンと。
時間と天気と環境が限られた中で行うこの作業。
なかなかの重労働です…。
満開で一面真っ白だった梨園も徐々に花が散り緑色がメインに
ここからいよいよ収穫シーズンまでまっしぐらです!!
タケノコも収量が上がってきました。
こんなご時世ですが、春ならではの旬の味覚をご賞味ください。
千葉県佐倉市で60年続く梨園です。全国に採れたて新鮮な梨をお届けいたします。