土の耕が終わりこれから果樹栽培において一番と言っても過言ではない作業 「剪定(せんてい)」の始まりです。
この作業についてはまた後日、改めて紹介していきたいと思います。
今日は庭先で成っている「柚子」と「柿」の収穫?の様子を。
柚子ってこんなに高い木になるんですね〜
長い梯子を使って枝ごと取っちゃいます。
すぐ横に竹を植えとくことで支えにもなるし取った枝を一時的に引っ掛けておくこともできます。
知恵ですね。
漬物やお味噌汁などにちょこっと刻んだ柚子を乗っけるだけで香りが楽しめますよね。
渋柿は皮を剥いて熱湯に入れて干し柿に。
雨がしばらく降らない時を見計らって庭先に吊るしておきます。
時々揉みながら しばらく時間を置くと
干し柿の出来上がり。
柚子も干し柿もお店で購入してしまえばすぐですが 庭に成っているものを自分達の手で食卓に並べる。
こういうのもなかなか粋なことですね〜
先週、畑全体に籾がらをはじめ各種肥料を撒いていきました。
この作業が終わると次の工程は「攪拌(かくはん)」です。
攪拌とは いわゆる「耕し」ですね。
土を耕運機で掘り起こし肥料が全体に交わるようにする作業です。
普段荷台を繋いでいるトラクターのジョイントを外して 耕運機を取り付けます。
一年に一回の作業なので一つ一つ思い出しながら取り付けていきます。
私達の畑は木と木の間隔があまり広くないのと 並びが少し複雑なので細かい操作が必要になってきます。
1年おきに耕す方向を変えて偏りが出ないように。
まっすぐ動かす。
シンプルなことなんですがこれがビギナーな私にはなかなか難しい。
いつも道端でさり気なく見る畑が綺麗に耕されていますが 農家さんの技術に脱帽しますね。
同じ畑の中にも硬くなっている部分、柔らかくなっている部分と様々。
土の状態を見て感じてひたすら耕運機を押し続けます。
耕された土はふかふかでとても気持ちいいです。
2〜3日かけて畑全体を耕していきます。
今年は設楽農園にて初めての試みをしてみます。
近くでお米を作っている方からのご厚意で大量の「籾殻」をいただきました。
籾殻には土壌改良に大きな影響を与えてくれるようです。
今回はその効果を期待して畑に撒いてみました。
初めての作業なので試行錯誤しながら畑全体にまんべんなく撒きます。
午後からは「ようりん」「苦土石灰」「肥料」「有機肥料」などなど 各種肥料を手分けして 手作業でまき散らします。
地味な作業なんですが これがなかなかの重労働。
地面ばかりに目がいっていると 低い梨の木に頭を何回も強打することになりますし…。
これを撒き終えたあとは 畑全体の土を撹拌する作業に入ります。
来週には出来るかなぁ~
梨の木の葉っぱが7〜8割ほど散ってきたら消毒のタイミングです。
今回は 小雨の時の方が雨水の助けもあり木全体にしっかり行き届く との話を聞き
試しにやってみました。
この結果が出るのは来年の夏。
一つの試みの答えが出るのに時間がかかるのは農業ならではのことですね。
この消毒を行う時に使う散布車。
色んなボタンや色んなレバーやスイッチが付いています。
こういうのって無条件で男の子はテンションが上がって来ますよね。
機械操作は正直僕自身、あまり得意ではないのですが運転してみるとやっぱり楽しいです。
午後からは残り僅かの垣根の手入れを行う予定でしたが
思いのほか雨が強くなってきたので中止。
天候によって作業予定が常に変わる。
外作業のお仕事では仕方のないことです。
北風が冷たく感じはじめ もうそろそろ冬の到来を感じさせます。
梨の木も黄色く色づいて葉もだいぶ落ちてきました。
そんな中、新芽は少しずつ出てきてます。
一生懸命、木も頑張ってくれていますね。
今日は3週間前に畑を覆っていたネットを外す際、引っ掛かってしまうぐらい伸びてしまった枝を剪定して天日干ししていたので その枝を集めて畑の横に集める といったもの。
なんか、文字にすると地味な作業ですよね・・・。
先週の垣根の手入れの続き 内側の手入れも同時進行で行います。
畑一面をトラクターで何往復もして畑横の敷地に敷き詰めていきます。
多少、水分が抜けた枝ですが集めてくるとこれだけの量に。
でも、1年も経つと2割程度の量まで減ってきます。
水分が抜け風や微生物などのおかげでこんな感じに。
天然の肥しの完成ですね。
自然の力ってのは本当にすごいです。
そういえば畑仕事の帰り道、鶏が一人でお散歩を。
どこからやってきたのか…。
千葉県佐倉市で60年続く梨園です。全国に採れたて新鮮な梨をお届けいたします。