「農作業」カテゴリーアーカイブ

日々の農作業を綴る日記です

小さなお客様。

梨畑での仕事と並行して少しずつ準備を進めている落花生栽培。

去年収穫したQなっつの殻を割って種を採取。

いよいよ種蒔きの日も近づいてきました。

天候と日にちを見て進めていきたいと思います。

そんな中、梨畑には小さなお客様がご来園。

音もなくニョロニョロと訪れるヤマカガシ。

そして箱罠に引っかかったのはイタチ。

チョロチョロしているところはよく目にするのですが

ここまで至近距離でじっくり見たのは初めてです。

いろんな生き物が活発に動き始めてきてます。


5月の大仕事。

花が散って小さな実が少しずつ大きくなり始めた今時期に行う大仕事。

「網張り」

畑全体をネットで覆い雹や大雨、風、鳥や虫などから畑を守ります。

畑全体を覆うのでこれまた大仕事になります。

シーズン終了後の11月に網を畳んだのですがもう展開する時期になったのかと…。

時間が経つのは早いです。

網作業は高所作業も多々あり力仕事も多々ある

結構、いや、かなり重労働です。

高いところから見る畑もなかなかないのでいいものなのですが…

重労働が辛い。

網を張り終えた時の達成感はなかなかのものです。

大仕事の一つが終わりましたが

少し遅れ気味の作業をどんどん進めていかねば…。


手塩をかけて

先日ライ麦をすき込んだ畑に

一年かけて分解された梨の落ち葉堆肥を投入。

少しずつ落花生の準備が整ってきました。

梨畑では苗木の管理を。

今はぐんぐんと新梢(新しい枝)が成長しているとき

最近は強風が多くせっかく伸びた枝が

ポキっと折れてしまうことが…。

そうならないためにも添え竹をして防御。

風の揺れもなくなりさらなる伸長にも期待です。

10年後に立派な成木になってもらうために

手はかかりますが大切に育てます。

今の時期はやることが多くてスケジュールがタイトになってますが

長雨の影響で遅れが…。

つくづく農業は天候次第なんだと思ってます。


植物の力

梨の実は側枝と呼ばれる樹の幹から出てる枝に成らせます。

幹から等間隔で側枝が出ていると奇麗に成形された木になりますし

良い実が効率よく出来ます。

でも、木も生き物ですからそんな農業者にとって都合良くはなかなかなりません。

「枝が欲しい…ここに枝が欲しい…‼」

ひたすら神に祈ってもなかなか出てくることはありません。

そんな時に先人たちが生み出した技術が「接ぎ木」

芽を幹に埋め込み植物の活着する力を利用して枝を出すというなんともミラクルな技。

植物の力も先人たちの技術も本当に頭が下がる思いです。

毎年、諸先輩方と共に復習をして自園にて実践。

3月頃にコツコツと至る所に接ぎ木。

成功したか失敗したかが分かるのがちょうど今頃。

成功した場所はぐんぐんと新梢が育っています。

素晴らしいです。

もちろん失敗した場所もありますが…。

果樹栽培ならではの技術と植物の力を感じる瞬間です。


草原を刈り込み

去年から栽培を始め好評だった落花生。

今年も落花生を作るために畑に蒔いたライ麦。

すくすくと育ち緑のじゅうたんのような草原に。

穂が出て種がこぼれ落ちる前に刈り込みます。

穂が出る前の元気いっぱいの栄養満点の状態で刈りこんであげます。

絨毯がカーペットのようになりました。

刈り込んだライ麦を今度はトラクターで土にすき込んであげます。

こうすることで土にたくさんの栄養を与えてあげて

美味しい落花生が今年も出来る…はず…。

この後、頃合いを見計らって落ち葉堆肥を投入します。

それにしても農作業って

何をするにも機械の力ですね。

機械は偉大なり。