昨年末から続く剪定作業。
今もまだまだ続いていますよ。
一つの枝を切る時に 「どの芽を残すのか」「どこに向かって伸ばしていくのか」「どこにどのくらいも実を成らせるのか」を3〜4年先のことを見据えて切るのでどうしても時間がかかります。
でも、この剪定が梨園の肝となる作業。
根気よくしっかりと行っていきます。
そして、これは枝の方向を変えた後の写真。
ただ曲げるだけだと根元からポキリと折れてしまうので 枝を捻ってねじ曲げる。
その部分をビニールテープで巻いておき 時間が経つと しっかり結合しています。
生命を感じますよね〜
生命といえば 冬になっても 夏の名残りが少し残っていました。
今年は暖かい冬が続いています。
庭先の梅も蕾がついてきました。
これが咲き始めたらもう春を迎えてしまいます。
もう少し 冬に頑張ってもらわないとですね
あけましておめでとうございます。
2016年が始まりました。
年末年始は少しだけゆっくりしましたが 自然の時間には大晦日も正月も関係ありません。
毎日、毎日、しっかりと成長しています。
年が明けても今の時期は剪定(せんてい)作業が続いています。
今年の冬は本当に暖かい!
暖かくて作業するのにはいいのですが やっぱり自然の中では夏は暑くて 冬はしっかり寒い。
春夏秋冬がちゃんとしていることが一番。
冬がちゃんと寒いと虫も死んでくれるし 開花もちゃんと春に迎えれます。
虫が活動して 剪定もままらわないうちに開花なんてことになってしまったら…. 大変です….。
寒くなり過ぎて大雪なんてことになったらそれはそれで大変ですが
適度な春夏秋冬を願うばかりです。
今年もシーズンオフからシーズン中まで 梨の1年を皆様にお伝え出来ればと思っています。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
先週、畑全体に籾がらをはじめ各種肥料を撒いていきました。
この作業が終わると次の工程は「攪拌(かくはん)」です。
攪拌とは いわゆる「耕し」ですね。
土を耕運機で掘り起こし肥料が全体に交わるようにする作業です。
普段荷台を繋いでいるトラクターのジョイントを外して 耕運機を取り付けます。
一年に一回の作業なので一つ一つ思い出しながら取り付けていきます。
私達の畑は木と木の間隔があまり広くないのと 並びが少し複雑なので細かい操作が必要になってきます。
1年おきに耕す方向を変えて偏りが出ないように。
まっすぐ動かす。
シンプルなことなんですがこれがビギナーな私にはなかなか難しい。
いつも道端でさり気なく見る畑が綺麗に耕されていますが 農家さんの技術に脱帽しますね。
同じ畑の中にも硬くなっている部分、柔らかくなっている部分と様々。
土の状態を見て感じてひたすら耕運機を押し続けます。
耕された土はふかふかでとても気持ちいいです。
2〜3日かけて畑全体を耕していきます。
今年は設楽農園にて初めての試みをしてみます。
近くでお米を作っている方からのご厚意で大量の「籾殻」をいただきました。
籾殻には土壌改良に大きな影響を与えてくれるようです。
今回はその効果を期待して畑に撒いてみました。
初めての作業なので試行錯誤しながら畑全体にまんべんなく撒きます。
午後からは「ようりん」「苦土石灰」「肥料」「有機肥料」などなど 各種肥料を手分けして 手作業でまき散らします。
地味な作業なんですが これがなかなかの重労働。
地面ばかりに目がいっていると 低い梨の木に頭を何回も強打することになりますし…。
これを撒き終えたあとは 畑全体の土を撹拌する作業に入ります。
来週には出来るかなぁ~
梨の木の葉っぱが7〜8割ほど散ってきたら消毒のタイミングです。
今回は 小雨の時の方が雨水の助けもあり木全体にしっかり行き届く との話を聞き
試しにやってみました。
この結果が出るのは来年の夏。
一つの試みの答えが出るのに時間がかかるのは農業ならではのことですね。
この消毒を行う時に使う散布車。
色んなボタンや色んなレバーやスイッチが付いています。
こういうのって無条件で男の子はテンションが上がって来ますよね。
機械操作は正直僕自身、あまり得意ではないのですが運転してみるとやっぱり楽しいです。
午後からは残り僅かの垣根の手入れを行う予定でしたが
思いのほか雨が強くなってきたので中止。
天候によって作業予定が常に変わる。
外作業のお仕事では仕方のないことです。
千葉県佐倉市で60年続く梨園です。全国に採れたて新鮮な梨をお届けいたします。