2024始まり。

2024年が始まりました。

昨年同様、今年も当農園をよろしくお願いいたします。

2024年も農園での活動、作業などを皆様にお伝えしていきますので

楽しんでいただけたら嬉しい限りです。

皆様と直接お会いできるのはシーズン中の直売所のみ。

それ以外の梨畑の様子や梨が育っていく過程などを

一緒に楽しんでいただければと思います。

果樹栽培は基本的に1年に1回だけの作業の積み重ね。

10年やっても10回、20年やっても20回。

自然環境も毎年千差万別。

どんな仕事も同じ環境で何千何万回と繰り返すことで身体に染みつくものですが

果樹栽培は毎年一年生。

今年も一年生の梨栽培が始まります。


さよなら2023。

本年も当農園をご愛顧いただきありがとうございました。

2023年も色々ありましたが無事終わりを迎えることが出来ました。

今年は何と言っても「酷暑」

温暖化と言われていますがここまで直接的にまた壊滅的なダメージを負ったのは初めてのことです。

「酷暑」は地震や台風のような一過性の天災ではなく

おそらく今後ずっと付き合っていくものだと思います。

夏秋だけでなく冬も寒くなりません。

梨作りに関しても今までの技術、常識、知識、経験などの大転換を求められているのかもしれません。

ただ嘆いているだけでは何も解決しませんので

どんな環境でも毎年楽しみにしていただいている皆様の下に

満足いただける梨をお届け出来るように

2024年も日々精進して参ります。


ふかふか。

落ち葉処理が終わった畑に堆肥と肥料を撒きます。

今年の酷暑を耐え抜いてくれた樹々に感謝を込めて

来年もよろしくお願いしますという期待も込めて

すべてを撒き終えたらこいつの出番。

真っ赤なポルシェ…ではないですが真っ赤なトラクター。

一年間、機械や人が踏み続けた地面はカチコチになっているので

表面を耕してあげます。

この時期だけのふかふかになった畑。

足跡を付けるのがもったいない気持ちになります。

さぁいよいよ長い長い冬の剪定作業の始まりです!


予習・復習・再学習

冬作業が始まる前のタイミングで毎年行われる講習会

果樹栽培はどの作業をやるにしても毎回1年ぶり。

忘れてしまったこと、確認したいこと、新しいこと。

色々と頭に詰め込んでいきます。

先輩方とあぁだこぉだと意見交換やら世間話をするだけでも

良い勉強になります。

この時期の講習会では農機具メーカーさんがやってきて

様々な機械に触れて説明をしてくれます。

毎年進化していくのは人だけではなく機械もです。

手に入れた情報をしっかり今後の梨栽培に活かしていきたいと思います。


今年最後の渋柿

一番遅くに色づく木の渋柿収穫をしました。

恐らくこれが今年最後の渋柿の収穫になります。

「干し柿が美味しく出来たから追加でもうちょっと作りたいな」

「まだ今年は作ってないや」

「最初のは失敗しちゃった…」

などありましたらいよいよラストチャンス。

そこまで多くはありませんが今年最後の渋柿を販売いたします。

ご入用の方は当園直売所にお越しください。

梨園ではようやく落ち切ってくれた葉っぱを集めて処理作業を。

堆肥にする分と焼却処分するもの以外は機械で細かく粉砕。

集めた落ち葉の上を何度も何度も往復して粉砕。

細かくして土に漉き込むことでしっかり分解されます。

病気を来春に持ち越さないための地味だけど大事な作業です。

農業は地味だけど大切な作業の積み重ねですね。


千葉県佐倉市で60年続く梨園です。全国に採れたて新鮮な梨をお届けいたします。