空からの攻撃に備えて

今週も摘果作業を続けています。

そろそろまとまった雨が欲しいなぁという独り言。

今週は畑の上にネットを張りました。

この時期になると雹の恐れが出てきます。

雹は大事な梨の実をダメにしてしまいますし 今の実だけではなく 来年の花芽までもダメにしてしまう可能性があります。

非常に怖い天災です。

それを完全にとは言わないまでも少しでも防げればと。

また、これからどんどん大きくなる実を空からの攻撃を仕掛けてくる鳥からも守る役目も。

そして、なによりこのネットが張られることで僕達の「シーズンスイッチ」がはいります。

これから始まるんだな! という気持ちになります。

庭のいちごを収穫。

プロの作るいちごとは見た目は天と地の差がありますが、味は…。

まぁまぁ美味しいですよ!


技術を自分のものに

日に日に梨の実が大きくなってきています。

これから収穫までは本当に1日単位でどんどん実が大きくなります。

大きくなると美味しくなってくるのか こんな感じのものも。

…悲しいです。

 

今日は「接ぎ木」の勉強会に

接ぎ木とは樹に直接、枝を埋め込んでそこから新しい枝を出させる技術です。

こうやって埋め込んだものが

上手くいくと

こんな感じになります

非常に使い勝手のいい技術なのですが なかなかうまくいかないもの。

今回の「勉強会」で先輩方の技術を少しでも自分のものにできればと

梨作りは 日々勉強ですね。


一つに絞って

5月に入り世間はG.W.真っただ中。

天気も良好ですしお出かけ日和ですね。

梨は今からぐんぐん成長期に入ります。

大型連休は「摘果」という作業の日々で終わりそうです…。

「摘果」とは 梨の赤ちゃんを一つに絞る作業。

養分が分散せず一つの実にしっかり行き渡るようにする大切な作業。

足元には梨の赤ちゃんが転がっています。

美味しい梨を作るための犠牲です…。 仕方なし…。

いい天気の中、黙々と作業を続けています。

庭の畑も冬物から夏物へ


目まぐるしく変わる畑の表情

ミツバチ君達は仕事を終えて畑から去っていきました。

枝だけが張り巡らされた冬の畑

白い花で覆いつくされた春

そして若葉が生い茂る現在

ここからは日に日に畑の表情が変わっていく季節です。

花弁が落ちた跡には小さな梨の実が

これからはこの中から1つに絞る「摘果」という作業に入ります。

そういえば春先からぴょこぴょこと顔を出していたタケノコ。

グン!

グン!

グン!

といつの間にかこんな感じに

植物の成長速度に驚かされます。


満開に咲いた梨花とミツバチ

いよいよ幸水も満開になりました。

これですべての花が満開に。

幸水の咲が少し遅かったのが気がかりですが…。

満開の梨の花を観に皆さんが農園に訪れてくださいました。

桜とは違った白い綺麗な花見もいいものですよ。

僕達もちょこっとお花見を

そして、すべてが開花したらこの方たちの出番です。

そう、ミツバチ。

元気に園内を駆け巡ってくれています。

彼らが園内を所狭しと蜜を集めに飛び回る。

そうすると身体についた花粉が他の品種にペタペタと。

梨の花は自分の花粉では受粉できない「自家不和合性」といわれる性質を持っています。

ですので他の品種の花粉を付けることで実になります。

ちなみに梨の実は この花の下にある小さなポコっとしたまぁるいやつです。

このポコっとした小さな丸が あと数か月後に大きな梨の実になります。

ここからは収穫まで、病気や害虫などに細心の注意を払っていきます。

片時も気を緩めないですね。

先日の雨でタケノコがぐんぐん大きくぽこぽこと

まさに「雨後の筍」

ジャガイモの芽もぴょこっと出てきました‼


千葉県佐倉市で60年続く梨園です。全国に採れたて新鮮な梨をお届けいたします。