先月末から当農園には働き者の従業員が入ってきています。
彼らの働きのお陰で美味しい梨が出来るのです。
梨は「自家不合和性」といい自分の花粉で自分自身が実を成らせることが出来ません。
ですので他品種の花粉が不可欠。
そんな中、彼らが一生懸命園内を飛び回り色々なところに花粉をつけてくれることが大事なのです。
当農園は自然の風と虫、そしてミツバチで自然交配のみで今までやって来ました。
ただ、近年の異常気象や自然交配のデメリットなどを加味し今年から実験的に一部を人工交配してみました。
梵天で成らせたいところに一つ一つポンポンと。
時間と天気と環境が限られた中で行うこの作業。
なかなかの重労働です…。
満開で一面真っ白だった梨園も徐々に花が散り緑色がメインに
ここからいよいよ収穫シーズンまでまっしぐらです!!
タケノコも収量が上がってきました。
こんなご時世ですが、春ならではの旬の味覚をご賞味ください。
暖冬の怖いところは暖かすぎることと急に寒くなること
その後者が先週の日曜にやって来ました。
雪です。
桜に雪でなんともまぁ風情のある光景
なんてことは言ってられません!!
梨の花は寒さに弱いです。
冷たい雪が花に積もっています…。
「梨の花に雪」なんて光景は近隣の先輩農家の方々も記憶にないというほど
最近はこの言葉ばかり呟いてしまいますが
「異常が正常」
農業も今までの常識が通用しなくなっていますね…。
翌日から前日の雪に負けず、しっかり元気に花を咲かせてます。
雪の影響がどの程度でてくるのか、もうちょっと様子を見てみようと思います。
愛宕、新高の花が咲きました‼
今年も梨の開花とともに当農園を開放したいと思います。
このようなご時世ですがお散歩の寄り道などほんの少しの気晴らしに
この時期だけの梨の花をぜひご覧ください。
梨園では「接木」作業を行っています。
枝が欲しい部分、品種を変えたい…などなど そんな時に、枝を差し込んで新たな枝を出すという技術
上手く接着するとこんな感じに。
1年に1回の作業なので復習もかねて講習会にて勉強。
この作業はやってすぐに答えが出るわけではないので数か月後を楽しみにそして不安に待っていようかと思います。
接木とは別に「枝が欲しいなぁ」というところに冬の剪定中に傷を入れたりして芽が出るのを促してみたのですが
こうやってちゃんと出てくると嬉しいですね。
自然の力を人の手でちょっとだけ手助けして促すのは農業の醍醐味です。
季節の変わり目でしょうか、最近は大風が凄いですね。
毎日のように強風が吹いています。
毎年、秋口に近所の農家さんからもみ殻をいただいています。
そのもみ殻を樹の株もとに撒きました。
雑草を抑えるマルチの役割、乾燥や水はけをコントロールする除加湿の役割、分解され栄養になる肥料の役割 などなど。
色々と役立ってくれます。
そして、今年の初物!たけのこ‼
少しずつ頭を出しちょこちょこ収穫できるようになりました。
初物で若く柔らかいのでそのままお刺身としても食べれます。
収量が上がってきたら今年も直売所にて販売していきたいと思います。
楽しみにお待ちください。
一日一日と畑に行くたびに梨の花芽が膨らんで行くのが分かります。
一番最初に咲く「愛宕」の花芽はもう花ビラが見えてきました。
本当に早いなぁ
これだけ早いと心配なのは「寒の戻り」
春先は急に冬みたいな寒さがやってくる時があります。
その時に花が咲いていると霜など寒さにやられてしまいます。
と、思っていると案の定、昨日は雪…。
いつもながら天気は容赦ないです。
今年も畑の棚を支えている支柱の交換を
だいぶ老朽化しているので一気に全部交換!!といきたいところですが
さすがにそんなことは出来ないので毎年少しずつ。
長年棚を支え続けていた支柱は根元が腐ってしまってます。
長い間、ご苦労様でした!!
千葉県佐倉市で60年続く梨園です。全国に採れたて新鮮な梨をお届けいたします。